中村の考え

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僕の音楽が難解だと感じられる方々へ

僕のピアノがよく理解できないとおっしゃる方へ。
最近、僕のピアノは好きなののだが、もっと解ればもっと楽しいに違いない。だから、ジャズ理論を勉強してみようと思う、とおっしゃる方がいました。


残念ながら,ジャズ理論を学んでも僕のピアノは理解できません。



何故なら,法則に従って演奏しているからではありませんから。
もし、皆さんがジャズを演奏したいと思うのなら,理論の学習は必要かもしれませんが、聞く分には理論は必要ないです。


僕のピアノのバックグラウンドを構成しているものとして、バルトークやストラビンスキー、ラベルやドビッシーやプーランクやメシアンや武満徹みたいな,近現代音楽の中で、サウンドの美しい音楽があります。
解りやすくいえば、そういう音楽を、体験することが、もっと僕の音楽を理解する近道だと思います。


ジャズだけ聞いていても理解できないし、クラシックだけ聞いていても理解できない。また、それらを分離して聞いても理解できない。それらを、同じ音楽として捉えて,その音の風景を見ると、僕のやっていることがああ,こういうことなんだろうな、と思うことがあると思います。


皆逆だと思っていることと思いますが、音楽の進化は「より自由に」というベクトルを持つのです。
より、高度な理論的な裏付けを得るため、より高い法則性を得るため、という方向に音楽が進んでいると思っている人が、学習者ですら多いと思いますが、実は、逆です。
これは、武満徹等の現代音楽の作曲家でも一緒です。


では何のために理論的な学習をするかというと、以前に書いたことと重複しますが、芸術のバランス感覚を磨くためです。


見る、聞く、ことからバランスの善し悪しを判断する事はそれほど難しい事ではありません。故に、リスナーが音楽理論を学ぶ必要はないのです。
が、実際に自分がその中に身を投じた際に、バランス感覚を保ち続ける事、特に即興演奏上でそれを保つ事は、尋常ならざる程困難な事です。
残念ながら、僕自身はまだまだこの事に対して学ぶ事があります。


一つだけ、僕が音楽上で最もこだわっている部分は、和声的なサウンド感です。これが乱れる事を非常に嫌います。
まあ誰でもそうなんでしょうけど。


最後に、「理解」という言葉を多用していますが、便宜上使いましたが、あまり好きな言葉ではありません。
理解、というよりは共感、共有、という言葉の方がふさわしいように思うのです。
わかりやすいからこの言葉を使いましたが。
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  1. 2006/03/02(木) 01:04:11|
  2. A
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

はじめまして、私は趣味でJAZZヴォーカルをやっているものです。
主にスタンダードナンバーを歌っています。
私の意見としては、音楽(芸術)に正解は無い、好き嫌いはあっても、
良し悪しはないと思います。
私はJAZZ、ボサノバ、演歌、POPS、クラシック、ブルース、と、
出来るだけ先入観に囚われないことを意識して、出来るだけ幅広く、音楽を聴くようにしております。
日によってはナットキングコールが最高な時もあれば、CHAGE&ASKAが最高の時もあります。 要はミュージシャンに上も下も無い、二流、三流も無い、ということが言いたいのです。
努力と経験を積み重ねないと到達出来ない境地はあるとは思いますが、
努力と経験を積み重ねて到達した音楽が世界最高とか、そのミュージシャンが一流とか
そういう定義なんて芸術の世界には無いと私は思います。
音を外さないとか、リズムが取れているとか、超超超超超、最低限度の事さえできていれば、
何でも有りだと思います。
JAZZというジャンルに限定してもそれはいえると思います。
あくまでその人の趣味によると思います。
  1. 2009/05/03(日) 14:02:43 |
  2. URL |
  3. アツーシー #-
  4. [ 編集]

プーランクは、ジャズで言ったらデイブブルベックに通ずるものがある様に思います。
音楽的な部分というよりは、感性という部分で。
諧謔的なものを二人の音楽から感じます。

僕にはそういうユーモアのセンスがないので、楽しめちゃいます。

どちらも、メインストリームからは少し外れた所にいる人です。
言い方を変えれば、当時から個性的だった、という事になりますね。
  1. 2006/09/06(水) 13:06:02 |
  2. URL |
  3. mako. #-
  4. [ 編集]

なるほど

プーランクというのは「へぇ!」という感じでした。私はクラシックの専門家ではありませんが、フランス系は小澤征爾の指揮で結構聞いています。プーランクは、テレジアスとカルメル派、ドビュッシーはペレアス、ストラヴィンスキー(フランス系ではない?)は道楽者、といずれもサイトウキネンの演目です。

中村さんの演奏の中に現代音楽の響きは感じていました。私は、欧州系のジャズも好きですが、そう言えば、彼らの演奏~たとえばジョバンニ・ミラバッシとか~の中にも、ドビュッシーやプーランクの影響が感じられます。

などなど。9/9は行く予定です。
  1. 2006/09/05(火) 23:35:08 |
  2. URL |
  3. Nevermore #-
  4. [ 編集]

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