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中村の考え

2021ソロのツアーを終えました。

ソロの細切ツアーが終わりました


思えば2006年に自転車でのソロツアーを敢行したその日から、僕はツアー漬けの音楽活動を行ってきたと思う。かれこれ15年になる。
その間それはもう色んなことがあった。人と触れ合い、人から与えられ、僕は音楽を与えた。
音楽をする場を与えてもらい、その場をまた他の誰かに繋いだ。
僕は何よりも人を大切にする。自分が、人によって生かされている人間だ、ということをこの長年のツアーのから学んだ、いや知った。
その時から一貫して続いている人間関係もあるし、そこから派生して新たな繋がりとなった人達もたくさんいる。今回のツアーでも勿論様々な人々の助けを与えてもらった。
自分は謙虚な人間だと思う。人から受けた恩は石に刻む。僕は、人から与えてもらう人間だから、与えてもらうことの有り難みを身に沁みて分かっている。

自分は謙虚な人間だと思う。だからこそ、僕は聴衆がこうしたら喜ぶだろうなという演奏をしない。
僕は音楽という芸術の専門家だ。聴衆よりもそのことに対して優れていることを知っている。
故に僕は僕という人間を通して、美、を聴衆に紹介する。それが仕事だと思っている。
こういうのが美しいものなんですよ、わかりますか?そういう意識で演奏している。
勿論、万人に僕の表現の全てを美しいと解されることはない。そんなわけはない。僕は、時代に先駆け美を追求している。ただ、僕は確信した美を表現しているに過ぎない。
己を知ること、己の責務を知ること、それが謙虚さ、という言葉の本当の意味だ。

自分は謙虚な人間だと思う。だからこそ僕は聴衆を見放さない。
今わからなくてもいい。そして必ずしも僕というアーテイストを通じて美というものを理解をする必要もない。
聴衆が、本当の美に触れて、感動し、そして自分たちの生き方に、生活に、豊かさをもたらす。
豊かさとは、無論お金のことではない。心に豊かさをもたらすことだ。物質的な価値よりも数段上の精神的な価値と、それのある生活、生き方に気付くことだ。
その小さなきっかけの一つとなればいいと、そう思い僕はツアーを続けている。

今回は露玉もゆらを挟んでの三ヶ月のツアーとなった。
今回の露玉もゆらは、AIR SPLASH〜LIVE SPLASHからの流れを踏襲したものとなった。
まあそんなことはどうでもいい。
僕の内的な話。
演奏中、僕は、何もかもが存在しない境地に至る。
意識の下に深く潜る。深層意識の中にどんどんと潜っていく。
勿論、聴衆などそこに感じ取っていない。サンアゼリアのステージの上で、最初の20分は聴衆の立てるノイズなども耳に入っていたが、そんなものも感じなくなる。
演奏が始まり、約一時間後、ステージ上手に茫洋と上村なおかさんの姿が浮かんだ時、僕は深海から戻ってきた。
今回のツアー中、僕は珍しくMCをした。何故ならば、もし話さずに続けていけば戻ってこれなくなるのではないか?そう思ったから、我に帰るためにMCをした。

ソロは絶対的だ。基準は自分にしかない。自分にある基準とは絶対的なものだ。
トリオではこの精神の深みには到達できない。誰かが常に我に帰らせてくれるからだ。
誰かと常に比較しながら演奏をすることが出来るからだ。

このツアーがなんだったのかまだ明確に言語化できる段階にはいないが、予想外に疲れた。


すけあくろ、Luana mele、ディアンジェロ、ハーミットドルフィン、gallery zing、インターリュード、モンク、和光市文化会館、ハーヴェスト、roots、2632、flush。

関わってくれたあらゆる人々の顔を思い出しながらこの文章を書いた。

ありがとう。

僕の旅は形を変えていくだろうが、まだまだ続く。










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  1. 2021/03/10(水) 01:38:02|
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